介護職の社会的評価はそれほど高くなく、むしろ賃金が低いのに精神的負担や肉体的負担の大きい誰でもできる仕事と思われている。
社会的評価の低い仕事の特徴として、きつい、汚い、危険な仕事というものが挙げられる。
そのイメージを変えることが、介護職のイメージアップには必要である。
また、婚期が遅れる仕事や休暇が少ないなどのイメージも変えることが重要だ。
介護職の社会的評価をあげるには、自宅介護の延長であるという印象を払拭することが重要だ。
介護職の社会的評価が低い最大の原因は、介護は職業としてではなく自宅でもできるというイメージが多くの人にあることだ。
家族のすることを一部代行しているのではなく、専門性を持って介護しているという認識が広まる必要がある。
給料が低い仕事は、社会的評価が低くなる傾向がある。
介護職の給料を高くすることで、価値の高い仕事であるという認識が広まると予測できる。
ただ単に介護職員の手取りを増やすよりも、基本報酬をアップさせることで介護職の社会的評価を上げる手助けになる。
今では社会的評価の高い看護師も、以前は手当も少なく地位もそれほど高くない職業だった歴史がある。
介護職の地位を高めるには、団体を作り政治の場面で発言する機会を得ることも重要である。
すぐに社会的評価をあげるのは難しいが、専門性を高め国に価値を認められれば以前よりも社会的評価を高められる。
誰でもできる簡単な仕事ではないと価値が認められることが重要である。